みかん一座 2002〜2013年ブログ・アーカイブ

東日本大地震の被災地の皆さん、辛い日々が続いていますが日本中がエールを送っています。どうぞ、どうぞ、あきらめないで頑張ってください！

　現地に飛んで行って、何でもいいから役にたちたいと思っても、迷惑をかけることになりかねないから・・と、行けなくて遠くから見守り励ましている方が多くいます。
募金や支援活動もどんどん進んでいます。早く、皆さんに食べ物や生活用品や薬や灯油などがきちんと届くことを祈っています。
私たちもできる限りガソリンや灯油の使用を控えて、被災地の方にに届くように頑張りましょう。

　
　いろんな所で、復興支援の活動が行われている中、実は愛媛県伊方町出身の双子のシンガーソングライター、サスケさんは岩手県一関の「桃の湯」で、現地の皆さんを励ましながらコンサートを行っています。
サスケさんは、3月いっぱい「桃の湯」で「何ン田研二一座」と一緒に、お芝居やショーを行うために東京から岩手にいっているのですが、芝居の最中に今回の地震があり、急いでお客さんを連れて外に出て無事でした。

その後、電気もガスも水道もストップし、真っ暗い寒い夜を劇団の皆さんと肩を寄せ合って過ごしていたそうです。電話もつながらず、私も心配でたまりませんでしたが、一昨日（16日）つながるようになったと、携帯に電話がありほっとしました。

事務所からは、東京に帰ってもいいと連絡があったそうですが、サスケさん達は皆さんを励ましたいと留まることにしたそうです。そして、15日から復興コンサートを無料で昼・夜行っています。
「愛媛産には愛がある」のTシャツを着て歌っているそうです。サスケさんのオリジナル曲「麦ふみ」を歌うと、皆さんが元気になれると喜んでくださると言っていました。

そして、「雨ニモマケズ」を歌っています。岩手県出身の宮沢賢治の詩に、宇佐元恭一さんが曲をつけた歌です。サスケさんと宇佐元さんは友達なので、サスケさんはこれまでもコンサートで歌ったことがあるようです。この歌で今、岩手の方々を励ましたい！勇気づけたい！と、毎日精一杯想い込めて歌っています。

束の間のやすらぎを・・と来られた方々は、笑顔になってくださるそうです。みなさんの笑顔を見た時、本当にうれしくて涙が出るそうです。
歌手である自分たちにとって、こうして歌で励まし、元気づけることができるのは幸せです・・と言っていました。

サスケさん、被災地で生の声で生のぬくもりを伝えてください。頑張ってください！

明後日、20日の夜６時から8時、南海放送ラジオで「東日本大地震〜いま愛媛でできること〜」を放送します。その中で岩手のサスケさんにも電話をつなぐ予定です。ぜひ、聞いてください。

　一方、宇佐元恭一さんは、明日19日に横浜で、収益を募金する「雨ニモマケズ」復興支援コンサートを行なう予定です。宇佐元さんは、地震があった日、岩手でコンサートを行う予定だったそうです。
岩手文化大使 、花巻イーハトーブ大使 でもある宇佐元さんから、こんなメッセージが届きました。

「１９日コンサート予定通りやります。こんな時だからこそだと思います。厳しい状況ですが、せめて集まれる人だけでも被災地に歌と思いを届けます。
いま、世界中から暖かいメッセージ届いています。思いはきっと伝わります。一緒に伝えましょう。
来られる方は、スケッチブックに被災地の方々へのメッセージを書いてお持ちください。
今こそ１つに。
雨ニモマケズ 　　　　　宇佐元恭一」

　外国の歌手の方々、俳優のみなさんからも、義援金やメッセージがたくさん届いていると聞きます。「日本よ、元気に！」と、世界の多くの人が祈ってくれています。
　
　　愛媛に住んでいる私は、ちょっと肌寒い風を感じながら、もっともっともっともっと寒い被災地の皆さんのことを思っています。同じ空の下にいるのに、ごめんなさい・・。

　　自分にできること、もっと考えます。みなさんも一緒に・・・。お願いします。

座長・戒田節子